アパレルOEMでよくある質問のひとつが、
「サンプル修正は何回までできますか?」
というもの。
正直なところ、J-WAVEでは「○回まで」と厳密に決めているわけではありません。
なぜなら、アイテムによって修正内容も違えば、1回の修正でどこまで変更するかも違うからです。
ただ、OEMを長くやっている側からすると、サンプル修正にはひとつ大切な考え方があります。
それが、
「できるだけ最短距離で、納得できるサンプルを完成させて量産に進む」
ということです。
工場側も「良い商品を作りたい」
もちろん、工場側としても妥協して量産したいわけではありません。
むしろ、
「せっかく作るなら、納得できるサンプルにしてから量産してほしい」
というのが本音です。
シルエット、サイズ感、生地、仕様、縫製など、気になるところがあれば修正する。
それ自体は、OEMでは当たり前の工程です。
ただし、サンプル修正が何度も続くと、当然その分だけ時間がかかります。
そして、ここには工場経営上の現実もあります。
工場にとって「1ヶ月に何枚作れるか」は非常に重要
工場は、ただサンプルを作っているだけでは経営できません。
1ヶ月にどれだけの製品を生産できるか。
これが工場経営において非常に重要になります。
サンプルを何度も作り直している間も、工場の人員や設備、時間は動いています。
もちろん必要な修正には対応します。
ただ、修正に時間をかけすぎると、本来量産に使える時間が減ってしまう。
結果として、
「サンプルを作る時間」ばかりが増えて、
「実際に商品を生産する時間」が減ってしまいます。
だからこそ、OEMではサンプル修正の回数そのものより、「どうすれば最短距離で完成形に近づけるか」が重要だと考えています。
特に初めてOEMをする方には「参考サンプル」がおすすめ
初めてアパレルOEMをする方の場合、
「この写真のような服を作りたい」
というご相談も少なくありません。
もちろん写真からでも製作は可能です。
ただ、写真だけでは分からないことがたくさんあります。
例えば、
- 生地の厚み
- ハリ・柔らかさ
- 着丈
- 身幅
- 肩幅
- 袖の太さ
- 襟の形
- ポケットの位置
- 縫製仕様
- シルエット
など。
写真では、実際に手に取ったときの感覚まで完全に伝えることはできません。
だから、可能であれば「これに近いものを作りたい」という参考商品を実際に持ってきてもらうことをおすすめしています。
参考サンプルがあると、完成までの距離が一気に近くなる
例えば、
「このTシャツの生地感で、もう少し身幅を広くしたい」
「このジャケットのシルエットをベースに、着丈を5cm短くしたい」
「このデニムの加工感に近づけたい」
というように、現物を基準に話ができれば、工場側もイメージを共有しやすくなります。
写真だけでゼロからイメージを作るより、実物を基準に「ここを変えたい」と伝えた方が、完成形までの距離は短くなります。
これは、初めてOEMをする方ほど大きなメリットになります。
サンプル修正は「何回まで」より「どう伝えるか」
OEMでは、サンプル修正をすること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、
修正 → 確認 → 修正 → 確認
を無限に繰り返すのではなく、最初の打ち合わせでできるだけ完成イメージを共有すること。
そのためにも、
参考商品・画像・サイズ表・希望する生地感・シルエット
など、分かる範囲で具体的に伝えていただくことをおすすめしています。
J-WAVEとしても、できるだけ早く完成形に近づけ、スムーズに量産へ進めることを大切にしています。
「何回まで修正できますか?」より、
「どうすれば最短距離で理想の商品を作れるか」。
これが、OEMをスムーズに進めるために大切な考え方です。
初めてのアパレルOEMで、
「何を用意したらいいか分からない」
という場合でも問題ありません。
作りたい商品のイメージをお聞かせいただければ、生地選びや仕様についても含めて、一緒に整理しながら進めていきます。
写真だけでなく、参考になる現物があればぜひお持ちください。
それだけでも、理想の一着までの距離は大きく変わります。
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